今日G君と少しだけ話していて、ヴィンテージを取り巻く環境について考えてみた。
まず今のヴィンテージには3つのことが不足している。
すなわち
①大会の数
②プレイヤーの数
③カードゲームとしての魅力 の3つだ。
①
まず大会の数だが、これはプレイヤーの数に比例して月に1回が丁度良いということになっているのだと思うんだけど、
ヴィンテージは高価なカードを使うことが多いため、比較的社会人が多くなる。
社会人にとって月に1回の大会に休みをあわせるのはそれなりに難しいので、結果
大会に参加できない人が増える。そうなればヴィンテージ人口が少なくなり困る。
もし大会が月に1回だとその1回が休めなかった場合、ほぼ2ヶ月ヴィンテージの大会に参加できないというのは少し悲しい。
以前のような、レガシーの大会の後におかわりヴィンテージなどの大会があると
例え関西ヴィンテージに参加できなくても大会形式で遊べるのでとても楽しい。
それにヴィンテージには調整の場が非常に少ない。
レガシーのように各地の大会を渡り歩いて少しずつデッキとプレイングを磨いていくということはなかなか難しい。
なので、どうしても月に1回の大会が自分の仮説が正しかったかどうかを確かめるぶっつけ本番の機会になる。
これではカードゲームというよりも博打に近い。
より狭い世界の中でメタが決まる(主にカード資産的な意味で)ヴィンテージなので調整の機会を増やして、狭い世界の中のメタを把握する必要はある。
②
ヴィンテージのプレイヤーの数は少ない。しかしそれは逆を返せば最も増え幅のある可能性を持つフォーマットと言える。
何故なら99%のレガシープレイヤーは、まずカジュアルからマジックに入り、スタンダードを経験して、レガシーに辿り着く。
もちろん友人の誘いでいきなりレガシーを始めたエリートもいるだろう。
でもそれは一部の例外だ。
今、主にレガシーをやっているプレイヤーのほとんどは一通り経験してきて、「レガシーが最も面白い」という結論に達しているから、今日も楽しんでいると思う。
ヴィンテージはマジックの深淵だ。
レガシーよりも更に奥深くにある巨大な闇の中に潜む封印されたパワーカード達。
それらを自由に使えるのがヴィンテージだ。
多くのヴィンテージプレイヤーは上記と同様に、レガシーを経験し、そしてヴィンテージに流れ着く。
レガシープレイヤーやスタンダードプレイヤーは全てヴィンテージ予備軍だ。
そういった人々をヴィンテージに誘い込むためにも、レガシーの大会の終了後にヴィンテージの大会を開いて客を誘導することは大切なことだ。
③
そして最も重大なことに、ヴィンテージには魅力が足りない。
これは、ヴィンテージ自体に魅力がないのではなく、「かけた金額に対する魅力が足りない」と言うべきかもしれない。
ヴィンテージはかければ一つのデッキに50万くらいはかかってしまう。
50万あればこの世の大抵の遊びはできてしまう。
それらの中からヴィンテージを選ぶ。これは相当勇気のいることで、
実際多くの人を足踏みさせている要因の一つだろう。
ヴィンテージの世界は二つに分かれる。
即ちnull rodプレイヤーかそうでないか、だ。
しかしここに大きな落とし穴がある。
よく大規模なトーナメントでnull rod入りのデッキが優勝するのを見ているが、
大規模なトーナメントに出るヴィンテージプレイヤーというのは相当はまりこんだヴィンテージプレイヤーだ。
つまり彼は間違いなくP9を持っている。
そして、P9入りのデッキやworkshop入りのデッキを試してみた結果、null rodが強いと判断し、トーナメントで使った。
つまり、大規模なトーナメントで使われるnull rodは強い。何故なら一度強さを確かめてから使われるからだ。
では、一地域のヴィンテージ環境においてはどうか。
これは、P9かそうでないかで分けるべきではない。
一地域でのヴィンテージは全てひとくくりに考え、それぞれがかけた金額に上回る魅力を見出せばいいと思う。
ヴィンテージの最も楽しいところはmoxを並べるところでも、相手のスペルをmana drainするところでもなく、
ヨーグモスの意志で大逆転をしたり、oathでエムラクールを出したりするところだ。
moxを持ってなければnull rodを入れればいい。
それだけで十分強く、ヴィンテージを楽しめる。
そんな人たちが気軽に参加できるためにもこうなればいいのに。
・平日ヴィンテージ(毎週木曜夜19時半から)
・おかわりヴィンテージ(月1・BCL後小規模大会)
・関西ヴィンテージ(月1・関西で最も権威あるヴィンテージの大会)
A君へ。
明日BMに行けなくなった。
まず今のヴィンテージには3つのことが不足している。
すなわち
①大会の数
②プレイヤーの数
③カードゲームとしての魅力 の3つだ。
①
まず大会の数だが、これはプレイヤーの数に比例して月に1回が丁度良いということになっているのだと思うんだけど、
ヴィンテージは高価なカードを使うことが多いため、比較的社会人が多くなる。
社会人にとって月に1回の大会に休みをあわせるのはそれなりに難しいので、結果
大会に参加できない人が増える。そうなればヴィンテージ人口が少なくなり困る。
もし大会が月に1回だとその1回が休めなかった場合、ほぼ2ヶ月ヴィンテージの大会に参加できないというのは少し悲しい。
以前のような、レガシーの大会の後におかわりヴィンテージなどの大会があると
例え関西ヴィンテージに参加できなくても大会形式で遊べるのでとても楽しい。
それにヴィンテージには調整の場が非常に少ない。
レガシーのように各地の大会を渡り歩いて少しずつデッキとプレイングを磨いていくということはなかなか難しい。
なので、どうしても月に1回の大会が自分の仮説が正しかったかどうかを確かめるぶっつけ本番の機会になる。
これではカードゲームというよりも博打に近い。
より狭い世界の中でメタが決まる(主にカード資産的な意味で)ヴィンテージなので調整の機会を増やして、狭い世界の中のメタを把握する必要はある。
②
ヴィンテージのプレイヤーの数は少ない。しかしそれは逆を返せば最も増え幅のある可能性を持つフォーマットと言える。
何故なら99%のレガシープレイヤーは、まずカジュアルからマジックに入り、スタンダードを経験して、レガシーに辿り着く。
もちろん友人の誘いでいきなりレガシーを始めたエリートもいるだろう。
でもそれは一部の例外だ。
今、主にレガシーをやっているプレイヤーのほとんどは一通り経験してきて、「レガシーが最も面白い」という結論に達しているから、今日も楽しんでいると思う。
ヴィンテージはマジックの深淵だ。
レガシーよりも更に奥深くにある巨大な闇の中に潜む封印されたパワーカード達。
それらを自由に使えるのがヴィンテージだ。
多くのヴィンテージプレイヤーは上記と同様に、レガシーを経験し、そしてヴィンテージに流れ着く。
レガシープレイヤーやスタンダードプレイヤーは全てヴィンテージ予備軍だ。
そういった人々をヴィンテージに誘い込むためにも、レガシーの大会の終了後にヴィンテージの大会を開いて客を誘導することは大切なことだ。
③
そして最も重大なことに、ヴィンテージには魅力が足りない。
これは、ヴィンテージ自体に魅力がないのではなく、「かけた金額に対する魅力が足りない」と言うべきかもしれない。
ヴィンテージはかければ一つのデッキに50万くらいはかかってしまう。
50万あればこの世の大抵の遊びはできてしまう。
それらの中からヴィンテージを選ぶ。これは相当勇気のいることで、
実際多くの人を足踏みさせている要因の一つだろう。
ヴィンテージの世界は二つに分かれる。
即ちnull rodプレイヤーかそうでないか、だ。
しかしここに大きな落とし穴がある。
よく大規模なトーナメントでnull rod入りのデッキが優勝するのを見ているが、
大規模なトーナメントに出るヴィンテージプレイヤーというのは相当はまりこんだヴィンテージプレイヤーだ。
つまり彼は間違いなくP9を持っている。
そして、P9入りのデッキやworkshop入りのデッキを試してみた結果、null rodが強いと判断し、トーナメントで使った。
つまり、大規模なトーナメントで使われるnull rodは強い。何故なら一度強さを確かめてから使われるからだ。
では、一地域のヴィンテージ環境においてはどうか。
これは、P9かそうでないかで分けるべきではない。
一地域でのヴィンテージは全てひとくくりに考え、それぞれがかけた金額に上回る魅力を見出せばいいと思う。
ヴィンテージの最も楽しいところはmoxを並べるところでも、相手のスペルをmana drainするところでもなく、
ヨーグモスの意志で大逆転をしたり、oathでエムラクールを出したりするところだ。
moxを持ってなければnull rodを入れればいい。
それだけで十分強く、ヴィンテージを楽しめる。
そんな人たちが気軽に参加できるためにもこうなればいいのに。
・平日ヴィンテージ(毎週木曜夜19時半から)
・おかわりヴィンテージ(月1・BCL後小規模大会)
・関西ヴィンテージ(月1・関西で最も権威あるヴィンテージの大会)
A君へ。
明日BMに行けなくなった。
コメント