ホワイトライトニング
2010年3月9日コメント (7)この言葉を知っている人は何人くらいいるのだろうか。
第5版ルールから第6版ルール(スタックルール)への移行に伴い生まれたルールの隙をついたギミックである。
要撃 W2
インスタント
白の2/2の騎士(Knight)クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。ターン終了時にトークンを追放する。
というカードを使ったギミック。
本来ならば相手のアタックに対応して、2/2の騎士が3体(おそらく背の高い草むらあたりから)出てきてブロックするためのカード。
召還酔いがあるためアタックはできない。
10年以上前のことなので多少の違いはあるかもしれませんが。
当時のルールではターンとターンの間に”ターンの間”と呼ばれるものが存在した。
time vaultというよくわからないカードのせいだが、それは今は関係ない。
この”ターンの間”のせいで、相手のターンが終わった後”ターンの間”にこのスペルを使えば、
自分のターンの始めから2/2が3体いるのでアタックできる。
十字軍があった当時は突如3/3が3体アタックしてくる破壊力をボールライトニングになぞらえ”ホワイトライトニング”と呼ばれ、このギミックを使ったデッキは権威ある大会で優勝することとなる。
もちろんこんな使い方が許される訳もなく、要撃には”戦闘フェイズのみ使える”というエラッタが出てこのギミックは終了した。
その要撃の現在のテキストはこう。
白の2/2の騎士(Knight)クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。次のクリンナップ・ステップの開始時に、それらを追放する。
現状、クリンナップステップでは
開始時にアクティブプレイヤーは手札を上限(大抵は7枚)になるまで捨て、クリーチャーのダメージは取り除かれ、ターン終了時までの継続効果は終了する。
これらは全てスタックに乗らない特別な行為なので、通常クリンナップステップに優先権は発生せず(アンタップステップと一緒)、
多くのプレイヤーはクリンナップステップの一つ前の”終了ステップ”に「エンド時にbrainstorm」とか「コマルック」とか言う。
なので厳密に言えば、
「ディスカードしたいです。(少し待って相手が何も言わないので手札を捨てる)ターンエンドです」
「エンド時にブレインストーム」となった場合、
「ムリです。アップキープステップの開始時までは自動的に進むので、ブレインストームはアップキープですね。土地起きません」となる。
そんなことはよっぽどのことがない限り言う人いないけど。
それくらいクリンナップステップはアンタップステップ同様何もできないので、
このテキストでホワイトライトニングは封じられた訳だ。
しかし、ここで一つ問題が発生する。
クリンナップステップに行った行動で何らかの誘発や状況起因が発生した場合、
それはスタックに乗り、アクティブプレイヤーから順番に優先権を得る。
ということは、例えば相手のクリンナップステップに、
手札を捨てて、マッドネスが誘発して例えばルートワラが出てきた時、
こちらの優先権のタイミングで要撃を使えばそれは次のクリンナップステップ(おそらく自分の)まで生き残り、アタックできるのだろうか。
何らかの方法で意図的にクリンナップステップに誘発する効果を準備できれば、
今のルールではホワイトライトニングは可能なのではないかと思った。
これは果たしてルール的には正解なのでしょうか。
第5版ルールから第6版ルール(スタックルール)への移行に伴い生まれたルールの隙をついたギミックである。
要撃 W2
インスタント
白の2/2の騎士(Knight)クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。ターン終了時にトークンを追放する。
というカードを使ったギミック。
本来ならば相手のアタックに対応して、2/2の騎士が3体(おそらく背の高い草むらあたりから)出てきてブロックするためのカード。
召還酔いがあるためアタックはできない。
10年以上前のことなので多少の違いはあるかもしれませんが。
当時のルールではターンとターンの間に”ターンの間”と呼ばれるものが存在した。
time vaultというよくわからないカードのせいだが、それは今は関係ない。
この”ターンの間”のせいで、相手のターンが終わった後”ターンの間”にこのスペルを使えば、
自分のターンの始めから2/2が3体いるのでアタックできる。
十字軍があった当時は突如3/3が3体アタックしてくる破壊力をボールライトニングになぞらえ”ホワイトライトニング”と呼ばれ、このギミックを使ったデッキは権威ある大会で優勝することとなる。
もちろんこんな使い方が許される訳もなく、要撃には”戦闘フェイズのみ使える”というエラッタが出てこのギミックは終了した。
その要撃の現在のテキストはこう。
白の2/2の騎士(Knight)クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。次のクリンナップ・ステップの開始時に、それらを追放する。
現状、クリンナップステップでは
開始時にアクティブプレイヤーは手札を上限(大抵は7枚)になるまで捨て、クリーチャーのダメージは取り除かれ、ターン終了時までの継続効果は終了する。
これらは全てスタックに乗らない特別な行為なので、通常クリンナップステップに優先権は発生せず(アンタップステップと一緒)、
多くのプレイヤーはクリンナップステップの一つ前の”終了ステップ”に「エンド時にbrainstorm」とか「コマルック」とか言う。
なので厳密に言えば、
「ディスカードしたいです。(少し待って相手が何も言わないので手札を捨てる)ターンエンドです」
「エンド時にブレインストーム」となった場合、
「ムリです。アップキープステップの開始時までは自動的に進むので、ブレインストームはアップキープですね。土地起きません」となる。
そんなことはよっぽどのことがない限り言う人いないけど。
それくらいクリンナップステップはアンタップステップ同様何もできないので、
このテキストでホワイトライトニングは封じられた訳だ。
しかし、ここで一つ問題が発生する。
クリンナップステップに行った行動で何らかの誘発や状況起因が発生した場合、
それはスタックに乗り、アクティブプレイヤーから順番に優先権を得る。
ということは、例えば相手のクリンナップステップに、
手札を捨てて、マッドネスが誘発して例えばルートワラが出てきた時、
こちらの優先権のタイミングで要撃を使えばそれは次のクリンナップステップ(おそらく自分の)まで生き残り、アタックできるのだろうか。
何らかの方法で意図的にクリンナップステップに誘発する効果を準備できれば、
今のルールではホワイトライトニングは可能なのではないかと思った。
これは果たしてルール的には正解なのでしょうか。
コメント
しかしこうやって見ると、マッドネスとはかくもややこしい能力なのかと驚きます。
クリンナップステップ中に優先権が発生した場合、そのステップの終了後にもう一回クリンナップステップが発生します。
CR-514.3aを参照してください。
「スタックが空の状態ですべてのプレイヤーが続けてパスしたなら、再びクリンナップ・ステップが新しく始まる。」なので不可能らしいです。
ホワイトライトニングは「ターン終了時に」という効果はターン終了ステップの頭にしか誘発しないせいで
ターン終了ステップの間に要撃プレイすると次のターン終了ステップの頭までトークンを生贄にささげる効果が誘発しないから
トークンが残ったままになる、って言うテクだった気がします。
めちゃくちゃ細かい突っ込み失礼しました。
なるほどもう一回始まるんですね。
調べるほど特殊なステップですね。勉強になりました。
ターンの間はtime vaultのことを調べた時と記憶が交わったのかも。
後で訂正しておきます。
コメントの間にいる久々のhermaにびっくりした。
「ターンの間」だと壁のマナ能力が好きな回数起動出来るという詭弁がまかり通ったそうですw(ただしアンタップフェイズを飛ばす必要があるので《停滞/Stasis》などでアンタップフェイズを飛ばさないといけないw)